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@日取りと形式・・・「思い立ったが吉日」という言葉どおり、結納の日は大安にこだわる必要はありません。 |
「思い立ったが吉日」という言葉があるように、結納の取り交わしは大安にこだわる必要はありません。お互いの都合のよい日を選び、めでたいことですから、できれば午前中など遅くなりすぎない時間に行うようにします。 結納は正式には、仲人以外の使者が両家を往復して取り交わしますが、現在では仲人が両家を往復するか、もしくは一堂に会して取り交わす方法が取られています。一堂に会する場合の場所は、仲人宅か本人どちらかの家、ホテルやレストランの一室などをかりるのが適当です。 |
先勝 : 午前中は吉、午後は凶 |
仏滅 : 慶事や新規に事を行うことはすべて避ける凶の日 |
大安 : 慶事に最適の吉の日 |
友引 : 「友を引く」ということから弔辞は避ける、慶事はよい |
先負 : 午前は凶、午後は吉 |
赤口 : 正午のみ吉だが、何をするのも忌むべき 日 |
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A結納品・・・「結納品」は、両家でご相談の上、同じものを用意しましょう。 |
結納は本来、ゆひのもの(結いの物)といい、新しく姻戚関係を結ぶ両家が一緒に飲食する酒肴を意味するといわれています。そこへ次第に花嫁の身の回り品やお金が加わり、現在の結納品は結納金(金包)に添える一種の飾りとなっています。結納品は5品、7品、9品をセットして売っており、9品セットは@目録、A長熨斗、B金包、C末広、D友白髪、E子生婦、F寿留女、G勝男節、H家内喜多留です。これらの品にはいずれも紅白か金銀の水引をかけ、祝い台に向かって右から@〜Hの順に並べます。品目は一般には仲人に相談し、両家で同じものをそろえるようにします。 |
月 |
誕生石 |
意味 |
月 |
誕生石 |
意味 |
1 |
ガーネット |
友愛、忠実 |
7 |
ルビー |
情愛、威厳 |
2 |
アメジスト |
心の平和 |
8 |
サードオニックス |
夫婦、幸福 |
3 |
ブラッドストーン |
勇気 |
9 |
サファイア |
誠実、徳望 |
4 |
ダイヤモンド |
清い心 |
10 |
オパール |
幸福を獲得 |
5 |
エメラルド |
幸福、愛情 |
11 |
トパーズ |
友情、友愛 |
6 |
パール |
健康、長寿 |
12 |
トルコ石 |
成功 |
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B結納の手順・・・結納の進行は、重要なマナーとして知っておく必要があります。 |
両家が離れていたり、短時間で簡略に行いたいといった場合は、仲人宅やホテルの一室などで一堂に会する形をとります。全員が席についたら、まず仲人が、「本日は○○様、△△様、おめでとうございます。略式ながら私どもがここで結納を取り交わさせていただきます」と挨拶をし、次に仲人婦人が立って一礼し、男性側の結納品を女性に差し出して「結納でございます。幾久しくお納めくださいませ」と口上を述べます。女性は「ご結納の数々、幾久しくお受けいたします」と答えて目録に目を通し、両親にも見せてもとに納めます。次に女性が進み出て受書を仲人に渡し、仲人はそれを夫人に渡し、夫人は捧げ持って男性に「ご結納の受書でございます。」と渡します。男性は「ありがとうございます」と返礼します。同じ要領で女性側の結納を男性に渡し、男性側の受書を女性に渡して結納の取り交わしを終了します。仲人は「ご婚約ととのいまして、まことにおめでとうございます」と締めくくります。そのあと茶菓が出され、祝宴にうつります。茶菓は全員が着席した最初に出されることもあります。 |
STEP 1 |
仲人夫人が男性側からの結納品を女性に渡す。 |
STEP 2 |
女性は目録に目を通す。 |
STEP 3 |
女性側からの受書を男性に渡す。 |
STEP 4 |
女性側からの結納品を男性側に渡す。 |
STEP 5 |
男性側からの受書を女性に渡す。 |
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